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FXのデメリットといえる「スプレッド」とは?業者によって開きも

Japanese yen or Chinese yuan outmatching the Russian ruble on a  virtual golden pair of scales. Business concept for bilateral trade, national currency in the interbank market and purchasing power.

FXでは異なる国の通貨を売買取引して差益を稼ぐことになりますが、通貨を売る場合の値段と、買う場合の値段とでは、数銭程度の価格差が生じていることがしばしばあります。これがスプレッドとよばれるものであり、実はFX業者によってかなりの開きがあります。業者はこのスプレッドのなかから手数料分の利益を得ていますので、取引のたびごとに手数料を別に請求するかわりにスプレッドの狭い業者もあれば、取引手数料をとらないかわりにスプレッドが広い業者もあります。

スプレッドがあまりにも広すぎるようであれば、同じ時刻に同じ通貨を売買したとしても、スプレッド分の損失となってしまいますので、利用者にとってはあまり儲からないということになります。その結果、儲けるためには頻繁に取引をするか、取引の金額をより大きなものとしなければならず、リスクが増えるというデメリットがあります。

また、業者の手数料の有無にかかわらず、雇用統計などの統計指標が発表された時や、災害や事変などで通貨が暴落している時などには、世界の市場の状況そのものが、売り注文と買い注文のどちらか一方に偏っているため、スプレッドが広くなってしまい、納得できる価格での取引が難しくなるおそれがあります。